お白石もち
2013.07.13
伊勢に今年来られる方の数は、1000万人を超えるようです。
国民の10人に一人が伊勢を目指してこられるなんて、すごいことではありませんか。
江戸の年間には、日本国の5人に一人が伊勢を参ったという記録がありますから、それはもうすごすぎます。
世界中探しても、2000年生き続けている聖地はどこにもありません。
エジプトの神殿、エルサレムのソロモン王の神殿、レバノンのバールベック神殿、ペルーのマチュピチュ、
いろんなところ見てきましたが、すべて遺跡であって、死んだ宮でありました。
1300年前から始まった、伊勢の式年遷宮。
20年に一度、宮を建て直し、新しくします。
「常若」
法隆寺のような1000年以上持つ木造建築物を建てる技術をもつ我らの先祖が選んだ、遷宮。
さまざまな願いと祈りが込められています。
神宮の配置は、中心にある瑞垣、ここは天皇・皇后両陛下だけが祈る場所です。
内玉垣は天皇皇后と皇太子、皇太子妃
外玉垣は、秋篠宮以下皇族の方々、内閣総理大臣であってもここまで。
さて、10月5日にご遷宮される皇大神宮の御敷地に、五十鈴川の上流から運んでこられた白い石を敷き詰める行事がいよいよ始まります。
これからの20年間、天皇陛下が祈られる瑞垣まで入れて頂ける一度だけの機会。
御正宮を間近で仰ぎ見ることができるのは、20年に一度のこの時しかありません。
お白石持ちを許されるのは、伊勢の選良民。
ハッピを着て、その中に入れて頂けることになりました。
ワシは、二度お白石を運ばせていただきます。
日本よ永遠なれと、祈りをこめて・・・