風立ちぬ
2013.07.20
宮崎駿監督の5年ぶりの作品、「風立ちぬ」公開されました。
トトロや巨人兵出てこない、オームももののけ姫もいない等身大の人間の物語だそうです。
モデルとなったのが、零式艦上戦闘機の設計士、堀越二郎さん。
映画を見るのがとっても楽しみです。
新聞にこんな記事がありました。
「堀越二郎氏、ロケット開発の父に手紙。
宮崎駿監督の新作アニメ、風立ちぬ のモデルで、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)を設計した堀越二郎氏が、「日本のロケット開発の父」と呼ばれる糸川英夫博士に航空技術を助言した手紙の写しが見つかった・・・」
ワシが出会わせていただいた人生の師匠。
どんだけすごい人やったんやろ!
最晩年10年間そばにおいていただきました。
ワシにロケットの話も隼戦闘機の話もほとんどされませんでした。
勳二等瑞宝章、勲章も「アカツカさん、持ってく? いらないから」
過去を誇ることをされない師匠でした。
13年前静かに静かに亡くなり、天に帰ってゆかれましたが、
師匠との真実の対話は、死に別れてから始まったようにも思えます。
恩義をお返しすることはできません。
糸川英夫博士は、もらうことをとことん嫌った人でしたから、生きておられたとしても恩義をお返しすることなど喜ばれなかったでしょう。
糸川先生が伝えたかったこと、少しでも、一人でも多くのお方に伝えて参ります。
天に帰って、先生に再会できたとき、やっぱり褒めてもらいたいワシがいます。
7月20日 糸川先生の誕生日にしみじみ思わされました。