「所有」から「使用」へ
2013.08.23
神話を学んで、祖国を知ろう!
なんてこと言ってますが、「神話」という言葉がどうやら良いイメージではなくなってしまっているようですね。
「原発の安全神話」
これなんか、 神話イコール信じられないモノって感じじゃないですか。
また、こんなのもありましたね
「土地神話」
土地を手に入れたら、ずっと保証された財産という感じでしょうか。
でも、この神話も崩壊してしまったといってよいでしょうか。
世界で土地と建物が別個の財産であるのは、日本くらいのものです。
土地は、建物があって初めて価値をもつものですから、米国などは環境をとても大切にします。
ランドスケープという景観デザインによって、町を美しくし、価値を上げてゆきます。
50年経った中古住宅に30年ローンがつくのも、長持ちする家を建てることが常識だからです。
時が経つほど値打ちがあがる、土地は建物によって活かされるのです。
至極当然のことと思えませんか?
ところが、わが国では土地は単独の資産として、土地だけで値上がりしてきました。
だから土地を手に入れたら、建物に予算が廻らない!
言わんやランドスケープをや!!これでは世界標準の街並みなんて永遠に不可能。
土地神話はもはや夢のまた夢。
だからこそ、これから価値を生むのは長持ちし、住む人を健康で幸せにする美しい家。
そして、「環境」ではないでしょうか。
所有する喜びから、定期借地による夢の実現へとジャンプしてみたいものです。