ミツバチ大量死は問いかける
今朝の聖書は、箴言24章
「わが子よ、蜜を食べよ、これはよいものである。
また、蜂の巣のしたたりはあなたの口に甘い。
知恵もあなたの魂にはそのようであることを知れ。
それを得るならば、かならず報いがあって、あなたの望みは、すたらない。」
ちょうど、前の日に愛工房の伊藤社長からFAXが届いていました。
伊藤社長は、板橋区に4階建ての木造本社ビルを建築し、そこでニホンミツバチを飼育するプランをお持ちです。
そのFAXは、近隣の方々にたいする説明文ですが、多くの人たちは「何が本当のことなのか?」が分からないのかもしれません。
伊藤社長は、危険なのはミツバチではなく、ミツバチが大量死する今の環境であると叫びます。
本質に目覚めなければ、日本が、世界が、地球が危ないのです。
ミツバチ飼育に対する説明要求に対して
目的
ヒトの脳への影響、特に胎児・小児など脳発達への影響が懸念されている「ネオニコチノイド系の農薬」は、身近に多く使用されています。
フランスでは数年前から使用禁止、今年12月にはEU全域において使用禁止が決められています。
しかし、我が国では一般家庭のガーデニング、家庭用の殺虫剤や、住まいで使われる新建材の多くに
「ネオニコチノイド」は使われています。
この毒薬の危険を教えてくれたのが、ミツバチであり、彼らの大量死でした。
先般、大手スーパーマーケット出店の近隣説明会の際、完成後の植栽に農薬・殺虫剤を使用しないように申し入れ、不使用を約束してもらったのは上記の理由からです。
日本で野放し状態になっている、悪魔の農薬「ネオニコチノイド」について、多くの方々に気付いていただくきっかけになることを願って、社屋のバルコニーの一角にミツバチを飼うことを計画しました。
私は、この町に住んで50年近くになります。
子供を授からなかった私に、70歳を過ぎてこの地に遺す「木造ビル」が与えられました。
これからの20年間「働く」喜びをかみしめ、20年後の世界から現在を見、ニホンミツバチが生きる、生命を大切にする町を子供たちに残せるようにと念じております。
種類
日本在来種のミツバチの体型は小型で、ハチの中でも一番小さいほうです。
しかし、飼育するのが最も困難な種族で、生命に危険がある環境では棲んでくれません。
建物の完成後に飼い始めても、棲みついてくれるかどうかは、とても難しいのです。
規模
4階に一群を予定していますが、蜂蜜の収穫があった場合においても販売はいたしません。
一匹のハチが生涯で集められる蜜の量は、スプーン一杯程度です。
危険性
ニホンミツバチは、ハチの中で最も大人しく、彼らが生命の危機を感じない限り攻撃はしません。
万が一、刺したら、そのニホンミツバチは死にます。
ベランダの花にミツバチを近づけたくない方は、わさびの粉末を水で溶かした液をスプレーで噴霧するとハチは花に近づかないそうです。
見学
近いところでは、西台の「おいしい野菜塾」でミツバチの群れを見ることができます。
東京・銀座中学校では、去年からニホンミツバチの飼育を始めたと聞きました。
被災地の気仙沼・大谷小学校、中学校の小野寺雅之先生から校庭のサクラの木に棲んでいたニホンミツバチの分蜂により待望の飼育が始まったと感動の話をお聞きしています。
近隣の皆さまのご理解、ご協力をお願いします。
アイ・ケイ・ケイ株式会社 伊藤好則
伊藤社長、男前や!!