出発点に立つということ
ワシらの思考はすべて「ことば」すること。
考えは、「ことば」でなされる、けど、「ことば」は本当のことではないから、よくすれ違います。
話している相手が、犬が好きと聞いて、ああ・・気が合うかも、ワシはネコは嫌いやから・・・
ことばは犬のイメージを浮かび上がらせる。
ワシの好きな、雑種のしっぽをふる日本の犬・・・柴犬に似てるといいね
ところが、相手の好きなのは家の中でちょろちょろする小さな犬で、ワシはそれ苦手。
ぜんぜん違うイメージを持ちながら、ことばでは同じことを話している気になっているってこと、わりとよくありませんか。
ことばで、共感するレベルでは深く想いを共有することはできませんね。
ことばは、どこまでいっても「本当のこと」のそばまでしか行けず、その周りをぐるぐるまわるばかり。
そこから先へは、言葉を捨てなければ進めないのかも知れません。
想いや、表情、声のトーンや身ぶり手ぶり・・・伝えたいという情熱
想いを伝えるというのは、容易なことではありません。とりわけ、近い関係の相手ほど伝わりにくいようです。
経営においての共通言語は「数字」、決算書は結果の事実。
どんなにいいことを言っても、利益が出なければ会社の存在の意味はありません。
企業の目的は、利益を出し続けること。
それだけが、世の中に貢献しているという証なのでしょうか。
商人が利益を出し、税金を納め、給料を払い、世の中に役に立つためには、お客様から必要とされ、支持され続けなければなりません。
そして、商品を適正な価格で買っていただけなければなりません。
将軍さまと出会わせていただいてから、目をそらしていた決算書と向かい合う日々です。
綺麗事ばかりならべたてて、その場しのぎのうわっつらの行動の結果がはっきりと表れています。
どこに目標を定めるにしても、まず、今、どこに立っているかがわからなければ旅立てません。
出発点を知ることの大切さを改めて教えられています。
そして、考え方を変えるとは、住宅で言う「リフォーム」ではなく
一度、古い建物を解体し、基礎からやり変えて新しく建てることです、魔法の家のように。
基礎まで壊したら、自分が無くなるような気がして怖いのかもしれませんね。
だけど、きっと、その考え方こそ一番邪魔なもののように思えます。
知らないうちに、自分勝手に造り上げた「私」という錯覚が、限りない抵抗を生み出します。
基礎の下の地盤、大地、もっと大きな自分に信じたら、壊すのはほんの少しの勇気でしょうか。
社員さんたちと共に新しい始まりです。
今日から三月、誰にも負けない「魔法の家」の現場も動き始めました。
4日にはOさまの魔法の家、地鎮祭。 魂の底から祝福です。
来月、4月29日 昭和天皇の誕生日には澤田先生が伊勢の国で住宅セミナー、3時間半熱く語ってくださいます。
この三重の地の住環境も変わります。
すべては、お客様の笑顔と健康のため。
高く JUMP します