赤塚高仁ブログ

森日和さん

2013.10.26

 美し国の関西会議でお出逢いいただいた、森日和さん

「やまとなでしこ」というのは、こういう人のことを言うのでしょうか。

いただいたお便りに、心の奥の方が暖かくなりました。

日本に生まれた懐かしさに、胸が熱くなりました。

 

 「 ・・・ 金木犀の香りに誘われて、お散歩が楽しい季節となりました。

  おもわず、隣の駅まで歩いておりました。

 

  さて、過日の美し国の会議にて貴重なご縁を賜り、まことにありがとうございました。

赤塚様よりいただいた資料、とても有難く、さっそく拝読いたしました。

とても興味深く、何度も何度も読み返しました。

「神話の世界は心で感じるもの」

私の講座でも、「日本文化は心で感じるものだから、日常のスイッチを切り替えてください」とお伝えしてから始めるようにしています。

一見無駄に思えるような作法の意味は肌でしかその意図はくめないなぁと感じるためにです。

 

 また、イスラエルの建国への想い。

二千年続く日本の奇跡と二千年を経るイスラエルの祈りの奇跡。

日本人は自国の奇跡に甘えているように思え、改めて先人の皆様に申し訳なく、

自分の心を叱咤しました。

イスラエルの皆様の祈りにとても感動いたしました。

 

 また、アメリカの中学の歴史教科書に日本人が学校教育で習わない日本の建国の経緯を載せてくださっていることをお聞きして、胸を熱くしました。

なんらかの策略はいつの時代にも働いているものでしょう。

(海外からの策略は問題ではございますが、しかし、それも必然なのだと、言うならば神様のおはかりなのだろうと、その意図を思います)

故に、それはそれとして、ただ只管に自分たちの責任で前に進んで参るのみと改めて意を決しました。

誰かのせいにしているうちは、実際のところ前には進まないように思います。

何があってもおかげさま。

それは、先人の皆様が私たちに残してくださっている大切なお知恵です。

先人の皆様が残してくださっている「清浄観」から物事を観ますと、清浄観はすべてを美しく見る目ですから、

「~のせいで」ではなくて、「~のおかげで」 となります。

戦後教育のおかげで改めて「日本人らしさ」「日本人の生きよう」「日本人のお役目」を、

自己の心の中で文化比較をさせていただけた、もしくは自覚して生きる機会をいただいたのだと思うように致しております。

私たちは、「節」をいただいたのだと思います。

「節」があるからこそ氣づけることがあると存じます。

節を先生として、多くの皆様が学びつつある今、次のステージに進むべき時が来たと存じております。

 私はこの三年、平成二十三年は東日本大震災により日本人のあるべき姿を観、

二十四年には古事記により日本の存在意義に帰り、日本人が日本人に帰り、

そして、今年のご遷宮による、神様のリスタートとともに

日本人にとりましてもリスタートする年だと存じておりました。

日本人が日本人の精神性を自覚し、世界の平和に貢献する時代となる、ひとつの節目の年と存じておりました。 

 平和と一言に申しましても、国それぞれに解釈は違います。

「何を以て平和なのか?」という答えなき答えを実は、日本人は持っていると存じております。

事象ごとに、相手の価値観ごとに、ものさしを差し替えることができる民族性ですから。

だからこそ、平和に貢献できると。

  そのようなことを、一国を挙げてできますのは日本だけだと存じております。

それは、日本が素晴らしいと言いたいわけでなく、独特なことはお役目だということです。

日本も素晴らしい、世界の皆様もすばらしい、ただお役目がちがうということだけだと存じております。

日本の素晴らしいところを発揮し、担うべきところをしっかり担ってはじめて国際社会に生きたと言えましょう。

 平和に関し、日本人がお役に立てることは、まずは 「和する姿」 で生きることと存じます。

和するためには全体を観る必要があり、日本が世界の灯明台となる必要があるのでしょう。

全体を観て、今の一歩を選択し歩む、巨視的視点と、微視的視点のバランスが大切と存じます。

大和の国が日本という名前になったわけですから、「和」は日本そのもの、和することは、私たちが担うべき役目と存じます。

・・・

 オリンピックが開催されるまで七年間の時間、日本人が日本人に帰るための猶予期間でしょうか。

もし、私にできることがあるとすれば、畏れながら、先人の皆様が文化や日常に残してくださっている

「いのち」をお伝えすることのようです。

世界の皆様が日本に興味を持ってくださることは、日本人の自信や誇りにもつながると存じます。

日本人にとりましても、世界の皆様にとりましても、心地よい世の中にするために、

日本の礼の心をお伝えさせて頂けますればと、畏れながら存じております。

それが私なりの日本創世活動でございます。

日本にはいろいろな「道」がございますが、その道たらしめた根源があり、それが「やまとごころ」であると存じております。

武士道も武士が発現してから道を成していきますが、日本人にそもそもあった何かにより道を成していったのであろうと存じます。

その「何か」をやまとごころと言ったのであろうと存じます。

私は、大和魂でさえ、やまとごころから成したものであろうと存じております。

礼道をお伝えすることは、やまとごころへと帰る道とも存じております。・・・」

 

 一通の手紙に、大きな勇気と希望をいただきました。

                   感謝でなりません。

 

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