いのちのパン
28歳のとき出会った、知多半島は武豊のパン屋さん、久米さん
7つ年上の魂の兄貴
いつのまにか26年の年月が流れました。
久米さんは、添加剤を使わないパンを、量産メーカーの30倍の手間をかけてつくっています。
小麦は熱変性しないように、石臼に近い状態で粉にし、
お水は、南アルプスからの伏流水をミネラルいっぱいの石を通してエネルギーに満ちたものを。
すべての食材を吟味して丁寧に丁寧に作ってくださっています。
ワシ、30代のころは、一年に200日は久米さんと会ってました。
会ってない日は、電話してました。
愚痴・悪口・不平・不満・・・とにかく、地獄言葉を一切口にしない人です。
はがき道の坂田道信先生は、「赤塚さん、謙虚さを学びたかったら久米さんと一緒におったらええよ!」と
久米さんがつくる、食パンは、世界一です。
世界中のパンを食べたわけでもないけれど、やっぱり久米さんの食パンは世界一です。
昨日、久米さん、久し振りにログにやってきてくれました。
いっぱいパンを持ってきてくれました。
久米さんは、一滴のお酒も飲まないけれど、どんなときにも機嫌がいいのです。
だから、久米さんといるとホッとするのです。
久米さんのパンを一口かじったら、わけもわからずに涙がでました。
生きていることのなつかしさに、胸があつくなったような気がしました。
ずっと友達でいられることのありがたさと、なつかしさに、切ない気持になりました。
名古屋三越のお店も、中部国際空港セントレアのお店もやめて、顔の見えるお客様だけに今日も一所懸命パンを焼いてくれています。
毎朝、2時から働く久米さんは、ずっと睡眠時間3時間の人生です。
そんな久米さんの仕事を、二男のふみくんが跡を継ぐと顔晴っています。
ふみくんは、早稲田の政経の大学院まで出て、在学中に公認会計士の資格をとったすごい奴。
それが、お父さんかっこいいと・・・
朝、3時に起きてパンを焼いてます。
いまも、ブログを書きながら、久米さんのこと思うと、胸がいっぱいになって
泣きそうな気持になります。
量産メーカーの社長は、久米さんのパンを宅配でとってましたね。
だって、量産メーカーのパンは2週間たってもカビも生えないのに、久米さんのパン 3日でカビが生えます、梅雨時は。
ワシの宝もののような久米さんのいのちのパン。
食パンとメロンパン、一度食べてみてください。
ここから届けていただけるようです。
何を買うかよりも、誰から買うかが とても大事な時代になったように思えます。