いとも畏しこき陛下のおこころ
2013.11.16
世界中に在る 遺跡
どれもが、権力を誇るためのもののようです。
エジプトのピラミッド
インドのタージマハル・・・etc
死者のための驚くべき墓は、すべて権力者によって造られたものです。
ところが、我が国の大君は
「極力国民生活への影響の少ないものとすることが望ましい」
という御意向で、国民と共に歩むことを最も大切に思われてきた両陛下の御姿勢をありありとお示しくださっています。
この陛下の「ご配慮」は、人類の歴史の中のどの王さまとも違う次元のものであります。
巨大な古墳の時代は、天皇は土葬されました。
歴代124名の天皇のうち、3分の1は火葬だったそうです。
しかし、江戸時代の初期からずっと土葬が続いていました。
にもかかわらず、国民のために葬儀を簡略化したいとお考えくださるのが今上天皇なのです。
御陵を造営すること、ご葬儀のこと、国民に負担がかからないようにとお考えくださり、
ご自身の崩御後についてまで国民を念頭においてお考えくださること、なんと畏れ多きことでしょう。
日本に生まれてよかった・・・改めて、しみじみそうかみしめるのです。