赤塚高仁ブログ

ひとりにひとつずつ、大切な暮らし

2013.11.27

 ほぼ毎日、お打ち合わせをさせていただいています。

夕べは、お仕事を終えてから美容室のオーナーと、先生に来ていただき、仕様決め。

いよいよ着工前の大詰めです。

プランも決まり、建築確認もおりて、ドアのデザインやタイルの色などひとつひとつ写真や現物を見ていただきながら決めてゆきます。

御商売も繁盛され、美容師としての腕前も人気の先生はさすがにセンス抜群です。

キッチンのシンク、洗面台のタイル・・・ジグソーパズルのピースが填まってゆくように、家の全体像が浮かび上がってくるのは素敵なことです。

 

 量産ハウスメーカーの仕事をしている時、お客様と決めるのに一番時間をかけたのは各部屋の壁紙のデザイン。

色や模様、雰囲気や質感・・・布のような感じ、塗り壁のような感じ・・・ ああでもない、こうでもない・・・って。

いまでは壁は、木か漆喰。

和室の壁には鶯色のカラーをいれるくらい。

3秒もかかりません。

一所懸命決めた壁紙ですが、考えるまでもなくすべてビニールでございます。

クロスと言うのは布のことですが、ビニールクロスって一体・・・

本物のお寿司を食べたらそれぞれ違った味がしますよね、トロもウニもカニも。

でも、トロとウニとカニの食品サンプルの味って、食べたことないけど、みんな同じ味でしょう。

そんでもって、食べたらあかんでしょ、そもそも。

 

 この奇蹟のような家に巡り合えて、2年と半年、目からうろこが落ち、マインドコントロールからの解放が行われ続けています。

今日もBさまと嬉しい会話をさせていただき、この次のプチセミナーには御主人と一緒に来ていただけるとお約束くださいました。

素直で純情な心のお方との対話ほど幸せなものはありませんね。

圧倒的に多い食品サンプルのような家。

それを本物だと思いこみ、人工イクラの味が本物で、ホンモノのイクラをまずいと思う脳をもつ方々。

観て、触れて、感じて、魂が動かなければ人は変われるものではないのかも知れません。

 

 明日は、亀山からSさま御夫妻がやってきてくださいます。

インターネットから探し当ててくださった、奇跡的なお出逢いです。

ココロがわくわくするようなプランをご提案させていただきます。

きらきら輝く奥様の瞳が目に浮かびます。

 

 明日は、朝からIさまの建て方、Kさまの地盤調査、午後はSさまプランご提案。

ひとりにひとつずつ、大切な暮らし。

命が喜ぶ空間が、この地上にひとつでも多く生まれますようにと祈りつつ備えて参ります。

 

   生かしていただいてありがとうございます。

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