赤塚高仁ブログ

インド

2013.12.03

 ワシは、5回しか行ったことありませんが、インドはワシに素晴らしい思い出をくれました。

アジアの一角で、5千年間、変わるものは変わるけれど、変わらないものはずっとそのままそこにあります。

インドにいける人は、必ず行く時が来るようです。

そうでない人と全く二つに分かれます。

また、インドに行った人も、もう一度行きたいと願わされ、何度も行く人と、

もう二度と行きたくないと思わされる人との二通りに分かれるようです。

ワシは、何度も行きたいほうのご縁だったのだと思えます。

 

 天皇皇后両陛下がインドを訪ねておられます。

インド首相が、空港まで出迎えるなんて、これまで決してなかったことです。

天皇は、世界で最も位の高い、驚くべき御存在であったことを改めて思わされます。

それを知らないのは日本人だけなのかもしれません。

 

 インド代表で東京裁判に判事として出席された、パール博士は、日本人被告全員の無罪を主張してくれました。

その博士は、昭和27年にも来日して、日本の教科書を見て嘆かれたそうです。

「日本は侵略戦争をおこなった」と書かれていたからです。

博士は、「日本の子供たちが歪められた罪悪感を背負って、卑屈、荒廃に流されてゆくのを見過ごすわけにはいかない」と訴えられました。

それを知らないのは日本人だけなのかもしれません。

 

 ガンジス川で見た、人の死体のすぐ横で、お母さんに頭を洗ってもらっていた赤ちゃんも、すっかり大きくなったことでしょう。

人の縁とは、不思議なものです。

またいつか、ブッダガヤの菩提樹の下で風に吹かれて座わりたいものです。

 

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