永遠の 0 ゼロ
中日新聞の試写会に当選し、名古屋市公会堂での「永遠の0」試写会に行きました。
開場15分前に到着すると、ものすごい長蛇の列でビックリ。
その大部分が、若い女性でした。
これまたビックリ!
百田尚樹氏のデビュー作でもある、永遠の0
原作は、3度ほど読んだでしょうか。
すべてを絶賛するわけではありませんが、宮部久蔵という凄腕の戦闘機乗りが、ありありと生きて浮かび上がってくる素晴らしい小説であることには間違いありません。
何度も泣けてたまらない本でした。
小説を読みながら涙こぼすなんて、めったにありませんから、映画も心待ちにしていました。
三丁目の夕日の山崎監督です、特撮が楽しみでもありましたし。
映画が始まる前に、サプライズで一人の人物がスクリーンの前で挨拶されました。
宮部小隊長の役の、岡田准一さんでした。
1500人、超満員の会場から悲鳴のような歓声が! キャーキャーって黄色い声の嵐。
ワシは、スマップくらいはわかるけど、岡田さんって?・・・
それでも映画の中の役柄はすごかったですね、原作の宮部さんが生きて動いているのですから。
ホンマに宮部さんに思えてくるから、とても不思議。
エンディング間近、現代の東京の街中を宮部さんが乗ったゼロ戦が飛ぶシーン、
やっぱり泣けました。
未来の日本のために68年前、命を投げ出してくださった英霊の御霊に改めて感謝の想いが湧いてなりませんでした。
ネタバレになってしまうので、内容については触れませんが、
映像の中に自分自身が投げ出されてしまうような、驚くべき映画です。
サザンの書下ろし曲「蛍」 沁みました。
原作も読んだことないような若い女性たちが、始まりからずっと泣いて、
エンディングロールのときには号泣してイスから立てないほどでしたね。
おぢさんは、そんなこと観察しながら
「今の日本は、彼らが願った日本なのだろうか・・・」 と、思ったりなんかして・・・
この時期に、この映画がつくられ、日本人の魂にスイッチ入れることの必然を思わされた試写会でした。
・・・今日は、真珠湾攻撃・・日米の戦争の始まった忘れてはならない日でもあります。