赤塚高仁ブログ

魂の兄弟姉妹

2013.12.09

 7年前に伊勢の神話を体感する会を初めて立ち上げた時、終わった後一人の女性が話しかけてくれました。

「日本の神話の話、是非私たちの町でもしてくれませんか」

どうもありがとう、きっといつかね・・・と、社交辞令で終わったのですが、

その女性は、またワシを訪ねてくれて 「いつ来てくれますか?」

では、一度参りましょう、ということになって岐阜県下呂市に向かいました。

 

 求める力の強い人たちが集っておられ、感動したことを覚えています。

それから毎月一度、日曜日の夜にお話し会を開いてくれるようになったのです。

片道3時間半、夜中や明け方に帰る道は、いつもさわやかな気分にさせてもらえました。

毎月お話すること考えなければいけないので、知らず知らずのうちにアウトプットするくせがついてきました。

日本の神話から始まって、戦争のこと、天皇のこと、はやぶさのこと、聖書、イスラエルに至るまで、

3年間休むことなく下呂に走りました。 育てていただきました。

また、下呂の兄弟姉妹もログの聖書の勉強会に走って来てくれるようになりました。

 

 伊勢での出会いを通じて縁が生まれ、かけがえのない友がうまれ、素晴らしい仲間となりました。

出会って7年の間には、お子さんをなくされた方、御主人を亡くされた方、そして今、御主人が入院しておられる方・・・さまざまなことがありました。

でも、苦しくて顔を上げることもできないようなとき、仲間の存在が支えてくれて心を回復されてゆかれたのでした。

本当に善き友と逆境こそが人生の宝だと思わされるのです。

仲間のために何か役に立ちたい、町のために何かできることはないだろうか・・・そんなことを考える仲間たちです。

 

 久し振りに下呂を訪ねました。

善き友との再会は、魂が震えます。

本当に宝です。

 

 新聞やニュースは、経済成長を続けろ!GDPを増やせ!と叫びます。

でも、そんな価値観もう終わりにしたいものです。

国内総生産なんて、みんながお金を使えば上がります。

環境が汚染され、井戸水も水道水も飲めなくなったからミネラルウォーターを買わなければならなくなった。

昔は、町内で鍵なんてかけなくても大丈夫だったのに、治安が悪くなって、警備会社に家を守ってもらう。

こうやってお金を使い続ければGDPは増えます。

それが、幸せな社会なのでしょうか?

 

 利害関係のない友の数って、GDPでは測れない豊かさではないでしょうか。

いざというときの友は、真の友ですね。

しっかり地に足をつけ、いきている下呂の兄弟姉妹は、グローバリゼーションと逆行しているのかもしれませんが、

喜びの世界で仲間と共に生きています。    ワシの大切な人財産でございます。

 

 

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