甲斐バンドは教えてくれる
2014.03.04
結成40周年を迎えた甲斐バンドのリーダー 甲斐よしひろさんが、こんなふうに話していました。
「ずっとライブをやってきました。
心に刻んでいるのは、良くなかったライブのことです。
どうして今日のライブはよくなかったのだろうかと考えて
その晩のうちに分析して、次につなげる・・・その繰り返しです。
一方で、うまくいったライブのことはすぐに忘れるようにしています。
成功体験の残像が残っていると、絶対に次にこけるんです。
毎回、観客もやる街も会場もちがうから、空気も反応も違う。
同じ気持ちでやったらだめなんですね。
無にしてやらないと。
成功は何もおしえてくれませんが、失敗は教えてくれます。
表現はなんでもそうなんです。
リセットの大切さも失敗が教えてくれました。
40年もやるなんて考えたこともありませんでした。
デビューしたとき、10年後の自分すら想像していなかったと思います。
保証のない世界ですからね。
迷って、迷って、迷って判断する場面はいつくもありました。
判断に成功したこともあれば、失敗したこともありました。
でも、その時々に手抜きをしなかったから今日があるといえるかもしれません。
2年前に奈良の薬師寺でライブをやりました。
そのとき感じたのは、「本物はすごい」
ずっとロックをやってきましたが、少しでも本物になりたい、本物に近づきたいというのが今の心境です。
ロックにおける一人前の宮大工になるぞ、そんな気持ちになりました」
どこにいても輝く本物の言葉は、魂に響きます。
今日はワシは、エイトスターダイヤモンドの田村社長から招待してもらった東京ドームでのローリングストーンズのコンサートです。
70歳のミックジャガー。
キースリチャード。 ホンモノ中の本物の波動を受けて参ります。