どっちがホント?
2014.07.02
今朝の中日新聞に 「憲政史上に汚点を残す暴挙」
産経新聞には「真の自立国家に」
と書かれていますね。
集団的自衛権容認の閣議決定について。
これだけ論旨が違うと、笑うにも笑えない。
病気はしたらあかん。
そんなん誰でもわかります。
せやから、病院も医者も要らん?
火事はあかんことです。
だから、消防車も消防士もあかん!?
泥棒はあってはなりません。
だから、警察をもってはなりません。
と、同じくらいおかしなことに思えるのです。
戦争はあってはなりません。
だから、軍隊をもってはなりません。
って、ことは。
若者を戦場に送ってはならない、と思った高校教師が、
自衛隊に入りたいと願う生徒を必死で止めたという記事も新聞に載っていました。
「○○くんのお父さんの仕事は人殺しです」と自衛隊員の息子をクラスの皆の前で卑しめた小学教師。
その子はいじめられ、不登校になってしまったそうです。
戦争があってはならないことだというのは、全く当たり前です。
でも、軍隊をもってはなりません、というのは違うと思うのですが、それを今日は主張するためにこのブログを書いているわけではありません。
29歳のとき、糸川英夫博士とともにイスラエルへ行ったとき、スイスのチューリッヒを経由し、見て回る機会がありました。
もちろん軍隊もあり、兵役もありました。
各戸にはシェルターを作ることが義務付けられ、少なくとも一週間の備蓄も義務だったように覚えています。
そのとき「永久中立国・スイス」がなんでここまで備える??と思ったものです。
戦争放棄の国、日本です。
だからこそ、国を守ることをちゃんと考えなければならないと思います。
世界中の国を敵に回しても、絶対に約束の地である祖国を滅ぼさない! というイスラエル。
世界中の国に同情されながら滅びようとしている国が、そこから見えてくるような気がします。
糸川英夫博士は、私にこう教えてくださいました。
「新聞で信じていいのは、日付けだけ」 と。
そして、糸川先生の最後の言葉は、 「自分で考えなさい」
改めて、しみじみ噛みしめる わが師の教えです。