何もない春です
仙台駅で、澤田ファミリーと合流して、三台のレンタカーに乗り込み女川へ。
渋滞する高速道路を走り、石巻に着いた。
海に面した町。
何もない。
町があったはずの場所には、無数の基礎が残る。
もう、瓦礫もない。
ただ、基礎だけが残り、見渡す限り「何もない。
ある日突然、天に召された多くの魂の、戸惑いや混乱が、心の奥の方に迫り
風景がゆがんでみえた。
かつて町があった、その地を通って女川に着いた。
仮設住宅は、寒い建物でした。
女川は、風の強い海辺の町です。 とても寒いところ。
端からはしまで歩くと十分はかかるほどの敷地に、仮設住宅の群れはありました。
その一角にテントをはり、シートで周りを覆い、炊き出しが始まります。
ステーキ、たこ焼き、焼きそば、焼き肉、フランクフルトにハンバーグもあります。
カレーに豚汁もありました。200食分 、70万円ほどの高級食材は、地元で仕入れます。
地域の経済にも貢献するというショウグンさまの考えです。
ワシは、飲み物とカラオケ担当でした。 歌うんちゃいます、
歌を歌いたい人のリクエストを聞いて、機械の操作をするのです。
そんなセットまで用意して、喜んでもらおうとしている平塚社長の気持ちに感動させられます。
150名ほどの方が来られたでしょうか。
老若男女、喜んでくださる姿に、ワシらが救われてゆくようでした。
小さな子どもの手を引いて、ジュースをとりにこられた若いお母さんと話した時、
不意に、この子たちには家がないんだ、何もないんだ。
そう思ったら、泣けて泣けてたまりませんでした。
持てるものを全部なくして、冬を越えてこられた人たちを元気づけるどころか、
逆に元気づけられ、勇気をもらったワシです。
小さなことで、クヨクヨしてないで、誰かの役に立つ存在になります。
美しく稼ぎ、たくましくつながる。
今日は、東京に移動して、澤田先生の合同コンサルティングです。
数字、しっかり見て、観念から現実へ。
すべては、お客様の笑顔と健康のためです。
そして、愛する祖国、日本のためにも