赤塚高仁ブログ

花火大会が思い出させてくれること

2014.08.15

  ゲリラ豪雨で中止になった去年の諏訪湖の花火大会。

65年の歴史の中で、初めてのことだったようですが、実際その中にいて、
会場から駅に歩く道中、前も見えないほどの雨。
すぐそばに雷は落ちるし、生きた心地がしませんでした。
一緒にいった仲間は、朝まで列車に乗れず、忘れられない終戦の日となりました。
あっという間に一年の時が過ぎ、今年も来ることができて幸いです。
  そして、今年も雨。
第二部が始まると、土砂降り。
雨具を備えていたので最後まで観ることができてよかったですが、
まわりは大変な状況でした。
それにしても、凄い花火大会です。
66年の歴史を持ち、諏訪人の心意気の込められた湖上での打ち上げ。
わが町、津の花火大会で打ち上げられるのが3000発。
諏訪の花火大会、4万発!
日本を代表する花火大会です、さすがに痺れるほど素晴らしい。
やっぱり、超一流に触れるのは大事なことと思えます。
感性が磨かれないと、いつの間にか心は固まり、
人は頑固になってしまいますから。
 一瞬の強さのために、いつもひらりと軽くありたいものです。
ところで、雨と煙で肝心の花火は、ほとんど見えませんでしたが、
雲の中で煌めく閃光、五体に響き渡る爆音。
魂が震えました。
何処か遠くへ意識も飛ばされるような氣がして。
   69年前、私が今回生まれるわずか14年前、雨ではなく爆弾が降っていたのですね。
花火でなく、焼夷弾が炸裂していたのですね。
家が焼かれ、家族が死に、寝るところも無くなって••••
  サカナに水が見えないように
  鳥に空気が見えないように
   人には自分が見えず、
   日本人には日本が見えない。
 諏訪の花火は、魂の古い記憶を呼び覚まし、
日本人として大切なこと、思い出させてくれます。
是非一度、体感されることをお勧めします。
そして、日本で日々平安に生かして頂いていることに感謝する気持ち、
見つめることができたら、天の神様も喜んでくださることでしょう。
  生かして頂いてありがとうございます。
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