赤塚高仁ブログ

損得、好き嫌いを超える瞬間

2012.03.31

 Uさまと奥さんが、現場見学会に来られたのは、去年の12月のことでした。

たくましく男らしいのは、Uさんがプロのスポーツ選手だからという理由だけでなく

話す言葉の一言ひとことに、すごくパワーを感じるから。

奥さんは、スタイルバツグンの京美人。

接客させていただいて、いっぺんに大好きになりました。

 

 お話を伺うと、奥さんの過失でお家が焼けてしまった。

ご主人の試合遠征中に、何もかも焼けて失くなってしまった。

ショックから立ち直れず、しばらく借家住まいで沈んでいたけど、「魔法の家」って

広告見て、初めて動いた、とのことでした。

高級住宅街にある豪邸が全焼、しかし、Uさんは、ワシにこう言った。

「僕は、今までのいろんなこと一度手放すことができて、また新たに頑張る気持ちになってるんです。だから、妻に感謝してるんですよ。」って

 ワシは、惚れた。 男心に男が惚れる。

 

  ゼロ宣言、神様が宿る家は、添加物のカタマリのローコスト住宅よりもコストがかかります。 だから、Uさんが選択されたのは、定期借地権による夢の実現。

「所有」から「使用」 そして「成長」へ

 

 ところが、いよいよ借地契約の直前になってUさんは、迷われた。

いろんな人の意見に揺さぶられた。 その土地は、ずっと憧れてきた場所だと言うのに。

断りに来られたUさんは、夢は夢のまま置いておいた方がいい、夢が叶うとそこからもう人生が終わってしまう気がする、そう言われました。

 

 プチン、

ワシは、こんなこと言ってしまいました。

「もうやめてもらって結構ですが、Uさん、プロのスポーツ選手でしょ。子供たちに夢を与えるのが仕事でしょ。 自分の夢が叶ったら怖いなんて、かっこ悪すぎる。

夢を次々叶えてゆく姿を、見せ続けるのがプロの選手とちがうんですか。

なんで自分のことばかり見てるの。罪悪感で、言いたいことも言えず、寒く暗く狭い借家暮らしに耐えて、家事をしてる奥さんのために家を建ててあげてくださいよ。」

しまった!と思いましたが、後悔はありませんでした。

本当の気持ちでしたし、利害の感情や、好き嫌いを超えて、目の前のこの人に幸せになってもらいたい。

そんな、祈りにも似た思いだったでしょうか。 お客様と共に泣いたのも、初めてのことでした。

すべて任せると言ってくださった、Uさまの心の大きさに感謝です。

 

 昨日の打ち合わせには、美人のお嬢さんも一緒に来られました。 

プランが決まりました。

地下駐車場にトレーニングジムもある、ゼロ宣言、神様の宿る家。

Uさんの決断が、最幸の選択だったと喜んでいただける日のために、力を合わせて

顔晴ります。

 

 すべては、出会う方の笑顔と健康のために。    

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