赤塚高仁ブログ

鍵山さんのことば

2014.09.02

 イエローハットを創業された鍵山秀三郎さんと、26年ほどのおつきあいになるでしょうか。

いただいたお便りだけで、一冊の本になるほどです。

鍵山さんは、どんな時も絶対に手を抜かない人です。

「凡事徹底」 まことの日本人、美しい日本人、そして、真の商人です。

「万事手抜り」の私とお付き合いいただけるのは、ひとえに私の御先祖の徳といえましょうか。

イスラエルで二週間、ヨルダン、シリア、レバノンと中東を三週間ほど一緒に旅しました。

敦煌、上海にも一緒させていただきました。

鍵山さんと旅すると、本当に楽しいのです。

ちょっとした商売のヒントなど、宝の山のような会話が今も心に刻まれています。

糸川博士の自宅にも、入院している病院にも来てくださいました。

私のログハウスにも、来てもらい食事もしました。

沖縄にも行きました。 御縁は、いきさつを超えて不思議に導かれてゆきます。

 そんな鍵山さんのことばのなかで、改めて胸に響くのが

「自分に余裕がないときほど、人に親切にすれば、これが最良の確実なストレス解消法になります」

 

  心を病む人や、その果てに自殺をする人が増えています。

現代は強烈なストレス社会です。

では、そのストレスを解消する一番の方法は何かというと、それは人に親切にすることだと私は思っています。

 自分が辛いとき、苦しいとき、悲しいときほど、人に親切にする・・・

そうすれば、不思議と自分の苦しみも和らぐものです。

昔の人には、そういう知恵がありました。人に親切にすることによって、自分のつらさ、苦しさが解消されることを知っていたのです。

ところが、いまは苦しい人はいつも苦しがっていて、他人のことどころではないという状態です。

自分だってこんなに苦しい思いをしているのだ、と考えるから、実は余計に苦しくなってしまいます。

 自分に余裕がないときほど、人に親切にすれば、これが最良の確実なストレス解消法になります。

私は、これまでいろいろとたいへんな目にあってきました。

いまだにいろんな問題を抱えています。

でも、私は、それがストレスにはなっていません。

人に親切にすることを心がけて、いつもストレスを解消してきたのです。

 人に親切にしたところで、問題自体は解決しません。

しかし、イライラする気持ちが消えて、平静な気持で問題に取り組めます。

そして、それこそが問題解決の近道になるのです。

 

 

      忘れないでいたい言葉です。

この世の悩みの9割以上が 「自分について考えていること」のようです。

人のこと、一所懸命 親切にさせていただきたいものです。

そのときに、自分について考える思考回路は停止しますから。

 

 

 

 

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