100年続く歯医者さん
奈良は大和八木駅前にある歯医者さん。
100年続く歯医者さん。
初代 鹿蔵さん
二代目 鹿太郎さん
奈良の鹿が歯科になり、いまも続いています。
3代目とは、京都でお出逢いいただきました。
6月22日、御所のすぐ近くでの講演会
最前列で御家族でいらっしゃっていたのが、印象的でした。
なぜか、またお会いしなければならないと感じたのでした。
7月31日、橿原に訪ね、翌日は橿原神宮に早朝参拝。
神武天皇に御挨拶させていただきました。
いろんな話をさせていただくうちに、
「ああ、この方は本当の国士だ」と思いました。
日本をよくするために、ヤマトの神様に願われて歯医者さんをされているのだと。
削らない、抜かない、 矯正歯科という世界で患者さんの人生を変えておられます。
施術前と施術後の写真をいくつも見せていただきました。
実にいろんな歯並びの人がおられることにも驚かされましたが、
本当にきれいな口元に変わります。
いっさい歯を抜くことなく、あるべき歯の位置に導いてゆかれます。
・・・どれくらいの期間がかかるのですか? とお聞きすると
「そうですね、3年半くらいですか」と
お隣の整形の国では、すぐに変わらないとがまんができないようで、
切ったり削ったり、埋めたり注入したり、人工的な細工がなされてゆきます。
3代目は、こう言われます。
「ひとつひとつの歯に機能があります。
歯並びが悪く、噛みあわせできないのは間違った状態ですから、それを正してゆく。
わたしは、あるべきところに歯を矯正し、間違ったくせをとりのぞくのです。
矯正している間は、自分の間違ったくせを正すトレーニング期間でしょうか。
そして、矯正が終わってからが本番の人生が始まるのです」
いくつも症例を見せていただき、人相ががらりと変わった女性の輝くばかりの笑顔を見たとき、
ああ、日本の神様がこの方を国士として、世直しのために立てられたのだなぁと思いました。
奇蹟のように顔が変わるのですから。
3代、100年続く歯医者さん。
始まりは、仏師だったそうです。
仏をつくる技術で入れ歯を作るなんて、日本はなんとすごい国なのでしょう。
ひとりで、ひとりに向き合い、ひとりの人生を根っこから変えるほどの仕事。
国を変えるのは、政治でも経済でもなく、ひとりひとりが変わること。
ひとり変わる、みんな変わる。
淡々とたんたんと、口の中の宇宙を冒険し続けている奈良の歯科医。
100年続く歯医者さん。
日本って、ホントにすごい国ですね。