赤塚高仁ブログ

人生は喜ばせごっこ

2014.10.12

 熊本は阿蘇で、大野勝彦さんと玄海竜二さんの二人の舞台。

ここはホンマに美術館かいな?というような大衆演芸の世界が出現。

大阪からの玄海さんファンの掛け声に、まるで新世界。

私が何よりも嬉しかったのは、あのオープン前の荒れ果てた状況から10年。

37万人を超える来場者があったということ。

風の丘美術館を訪ねる人たちが、魂から癒され、エネルギーを充電して帰ってゆかれる聖地になっているということ。

そして、なによりも、大野先生と玄海さんの男の友情による 「喜ばせごっこ」を体感できたこと。

 

 日曜日の新聞に、やなせたかしさんの特集がありました。

やなせイズムの中核は、人を喜ばせ、笑顔にすること。

アンパンマンが大ヒットしたのは70歳代。 

34歳でフリーになった後、器用で仕事の速いやなせさんの元には様々な依頼が舞い込み、

「困った時のやなせさん」と頼りにされたそうです。

やなせさんは、こう言ってます。

 「ぼくは、ひとが笑うのを見るのが好きだ。

馬も犬も笑っているようにみえる時もあるが、

人間のように声をたてて、涙を流して笑わない

人がいちばん人らしいのは笑うときだ

だからぼくは人が人らしくうれしそうに笑う声が好きだ」

 いつも「人の笑顔のために」考え抜かれていた、やなせたかしさん

全国で200ものご当地キャラクターを手掛けたやなせさん。

それもほとんど無償だったというから驚きですね。

 

 明日でやなせたかしさんが亡くなってちょうど1年です。

生きている間に人を喜ばせた量だけ、その人の命はこの世に残る人の魂に生き続けるのです。

人は、2度死ぬ。

一度は、肉体が亡びるとき。

もう一度は、すべての人から忘れ去られるとき。

2度目の死を遠ざけるような生き方をしたいものです。

私の大好きな、イエスは 2000年経っても世界中の人たちの心の中に生き続けています。

 

 

 

PAGE TOP