マンダラ手帳
29歳の時ですから、今から26年前のこと。
大阪で経営計画のセミナーに出席しました。
たしか、2月14日だったと覚えています。
MY法という、仏陀の智慧を経営に活かす勉強会でした。
講師は松村寧雄先生。
http://www.myhou.co.jp/index.php
その日のテーマは 「空」
・・・この世のすべてのものは、実態がない。
関わり合いで存在する。
たとえば、コップは水を飲む道具だけれど、花を入れると花瓶になり、
鉛筆を入れるとペン立てになる、ぶつけると武器になる。
実態がない世界を「空」といい、関わりのことを「縁」という・・・
その翌月には、箱根での2泊3日の経営計画合宿に参加し、
以来松村先生とのご縁は、今日まで続いています。
松村先生が開発された「マンダラ手帳」は、夢を叶える奇蹟の手帳として知られ、
全国各地に勉強会があり、マンダラチャート学会は毎年フェスティバルが行われて、
夢をかなえた人たちの発表の場となっています。
空海が日本に持ち帰った真言密教の曼陀羅。
宇宙の真理を、二次元の平面に表現する驚くべき手法です。
それを現代にダウンロードして、持ち運び日常に応用できるマンダラ手帳は、私の人生のほぼ半分を同行してくれています。
さて、松村寧雄先生がクローバ経営研究所の会長となり、長男の剛志さんが社長に就任されます。
今月24日にその就任披露宴があるのですが、なんとその会の司会を仰せつかりました。
昨日の休日を利用して、その打ち合わせのため東京にでかけました。
超大型の台風19号が接近しているとのことで、夕方の打ち合わせを急遽、午前中に変えていただき東へと。
9時台の新幹線、すでに1時間の遅れ。
ホームにいたひかり号に飛び乗り、通路に立ってゆきました。
「聖なる約束」の原稿を再読・・・読めば読むほど深い世界です・・・自分で書いたという感覚より、書かされたという実感でしょうか。
東京に着き、虎ノ門のクローバ経営研究所へ。
美しい奥様と敏腕スタッフの松岡洋子さんにお会いするのも嬉しいことです。
打ち合わせ終了、虎ノ門ヒルズで美味しいお寿司をご馳走になり、さあて台風に向かって帰ります。
新幹線は乗れるでしょうか? 乗れました 「途中で止まる可能性がありますからご了承ください」とアナウンス。
名古屋では、JRも近鉄特急も運休。
動いている急行に飛び乗り、ここでも「いつ止まるかわかりませんのでご了承ください」と。
津に帰りつきました。
台風情報を見ながら、ビールを飲んでいたらうたた寝をしてしまいました。
気づいたら台風もどこかにいってしまったようです。
ご縁というのは、本当にありがたいものです。
プロの司会者がたくさんいるのに、大切な式典で進行役の司会を任せてくださる。
始まりから終わりまで、場を創る役です。
空気をまぁるく、あたたかく、たのしく、うれしく、しあわせにする役割です。
これまで松村寧雄先生にうけた御恩を、少しでもお返しできるよう精一杯つとめます。