南洋の時の流れの中で
2014.10.17
日航の、パラオで一番素敵なホテルに泊まっています。
二泊四日の弾丸ツアーですから、せめてホテルはいい環境に。
ところが、こんなに素晴らしいホテルでも、Wi-Fiがつながるのはレストランの中だけ、しかもじれったいほど速度が遅い。
そこで、ふと私は考えた。
何のためにイライラしてるのか?
携帯がつながらない?
インターネットの情報スマホで見られない?
ああ、とても大事なことを見失うところでした。
いま、ここにいることを忘れかけていました。
台風情報を流すTV画面に目は釘付けで、外に吹いている風を感じることもできなくなってしまっている人のように。
ペリリュー島の空気は、四年前と変わったように感じました。
重苦しい、哀しみの気配がなんとなく明るくなったような気がします。
中川大佐が割腹の最後を遂げられた、「サクラ サクラ」の終焉の洞穴。
天皇陛下がパラオにお越しになること伝えました。
英霊のみなさん、もうご存知でした。
あ、そうか
陛下が意識を向けただけで、その御心は霊の世界で瞬時に伝わるのですね。
おそらく、いまの地球上で最も霊的な祭祀である天皇。
その聖なる御力は、計り知れません。
陛下のパラオ訪問を、一人でも多くの人に伝え、
心を寄せて、国を護るために死んでいってくださった英霊のみなさんに感謝すること。
とても、大切です。
また、委任統治と植民地化との違いをこのパラオでの日本への尊敬の心に見ることができます。
今日一日、日本がパラオにどのように接したかをしっかり学んで帰ります。
携帯、メール、ネット、全てシャットアウトして、
日本の8倍の紫外線を浴びながら、南の風に吹かれて思い出します。
どうして、いま、ここに私は生まれてきたのか、を。