国士からの手紙
赤塚高仁様 H26・10・18
ペリリュー島・慰霊の旅をなされてご苦労様です。
戦後70年もたつ今も尚、現地の住民に敬愛され続ける日本兵の方々の遺骨が放置されていることは、日本人の恥と言えますね。
中川州男大佐の現地人に対する深い愛の心を思いますと、涙が溢れます。
来年は天皇陛下がペリリュー島へ慰霊の訪問をなされるとのこと、
戦没者にとって、また遺族にとって、最高の慰めになりましょう。
赤塚様のペリリュー島慰霊の旅の報告をお聞きしたいですね。
17日の朝刊記事に激しい憤りを覚えました。
憤りではなくては激しい怒りが生じました。
18万5860、 13年度の「いじめ」の統計数値です。
文科省の役人が、全国の学校から収集した数値を分析して、ご丁寧にも細かく仕分けていました。
私は、このような数値で示されなくてもおおよそのことは知っています。
私が知りたいのは、この事実に対して、文科省の役人が何をしたのか、を望んでいるのです。
しかし、役人が何かをしたということは全く報じられません。
唯でさえ忙しい先生に、資料の提出を義務付け、出されてきた資料を数値化するだけなら、
高給取りの役人がやらなくても、自給600円のパートの人が在宅でもできることです。
今、こうしているうちにも「いじめ」は発生し、中には命を断とうとするくらいに苦しんでいる子供がいる筈です。
それなのに、学校にも行かず何一つ解決策を講じないのに、統計数字をもてあそんでいる役人に激しい怒りが生じました。
今までに私は、680余校のトイレ掃除をしてきました。
その中には、殺人以外の犯罪はすべてあるいう中・高校もありました。
荒廃しきっていて、学校の体を成していない学校も少なからずありました。
しかし、そのような学校で文科省の役人の姿をみたことがありませんでした。
たとえ来たとしても、無力であって何の役にも立たないでしょう。
役に立つ自信が無いから来ないともいえます。
文科省に限らず、日本は今 政・官共に税金を徒食するばかりで、国民の役に立たない徒が多いと思います。
私は今、許し難い思いをもっています。
鍵山秀三郎 拝