指揮者
中学校の時、吹奏学部に所属していました。
コンクールという目標に向けて毎日頑張っていたなぁ……と懐かしく思います。
各パートに別れて練習した後、全体で曲合わせをするのですが、其々の楽器の音がピタッと合った時の気持ち良さは何とも言えません。
時には鳥肌が立つくらいの感動がありました。
みんなの音を合わせるのに大きな役割を担うのが指揮者です。
指揮者のタクトひとつで、曲の仕上がりが全く違うのです。
おもしろい記事をみつけました
音楽プロデューサー中野雄氏によると、巨匠と呼ばれる指揮者には4つの資質が必要だと言われます。
1、強烈な存在感
小澤征爾氏は指揮台に立つだけで小澤さんの音楽というバイオリニストは多く、一緒にやると、楽しい・彼の為に一丁やってやろうと楽団員は思ってしまう。
2、学習能力
死後60年経っても高い人気を誇る独のフルトベングラー氏。指揮者の実績だけでなく、ベートーベンやワーグナーに関する論文も多数。演奏する曲について勉強不足であれば、プロの楽団員にはすぐにバレる。
3、経営能力
カラヤンは自ら録音販売を進めたことで、楽団員の収入も3倍以上増え、それぞれの懐も潤った。トップが労苦を惜しまず営業に奔走することで部下がついてくる。
4、飽くなき執念
朝比奈隆氏は93歳で死去したが、その3か月前まで指揮台に立ちつづけた。現在の仕事に対してどこまでリーダーの仕事としてやる気を持ち続けることができるか、なのだろう。
(日経産業新聞より)
指導者というのは、どこの世界でもカリスマ性が必要なんだなぁと思いました