赤塚高仁 物語

20.運命が変わる時、出会いがある

住環境想造研究会は、信州でひらかれていた。
高仁の師、糸川英夫博士が晩年移り住んだ丸子町を通って生体エネルギー研究所に向かいつつ、天から博士が導いていてくださっているような思いにもなった。
そこで、研究会顧問の澤田升男氏と出会うのだが、そのときはまだ高仁は、自分を待ち受けている試練の嵐を予感することさえできなかった。
ただ、澤田ファミリーと呼ばれる1群が、異様なオーラを醸し出しているのを見て、
「この人たちはお近づきにならないほうが安全」と感じた。
その直感は、ある意味正解ではあったのだが・・・

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